『交換日記』

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中3のとき交換日記をしていました。


バスケ部のY輔とつきあい始めたのは中3のときだったんですけど、
クラスも部活も違ったのでなかなか会えなかったんです。
部活が終わってY輔が家につくのは遅い時間だし、
携帯も持ってないからなかなか電話もできなかったし。
でもY輔と話したい、Y輔の考えてることもっと知りたい。
Y輔もそう思ってくれてたみたいです。
交換日記しようよって言ったらいいよって。
その日クラスであったこととか、たわいない話しだけど、うれしくて。
高校に行き始めてしばらくして別れちゃったけど、いい思い出です。


いやあ〜、交換日記って本当にいいものですね。





あたしもまさか卒業まで続くとは思ってなかったですね。





恋愛感情のまったくない男友達との交換日記が。





いったい何故そのような展開になったのか。
実はY輔のこと好きだったんじゃないの〜?っていうのもなかったんです。


当時彼は
H美という女の子に片思いをしていたのです。
私とY輔と
H美は同じ部活に入っていたので、彼からはH美のことをよく相談されていました。
しか、この
H美っていうのがけっこう曲者、彼の気持ちにまっっったく気付かない。
しかも「M子ちゃんの事好きなんでしょ〜?」とかY輔に言ってる。


誕生日に花束贈られたら気付くだろ普通わ。



あとになって、
H美には好きな人がいることがわかったので、気付かないふりをしていたのかもしれないと思いましたが、当時はわかりませんでした。


学校でH美のこと話す→誰かに聞かれると困る→手紙にする→書ききれなくなってくる(主にY輔が)


→交換日記。




という流れになるわけですが、
やっぱりおかしいですか?(汗)

交換日記というより、H美の好みのタイプの話しや、H美の小学校時代の話し、私の好きな人の話しや、H美の誕生日には何をあげたらいいかなどの作戦会議記録、って感じでした。
H美の誕生日前やクリスマス前になると、自然と交換日記の内容も盛り上がってくるんですよね。



告白するときのシチュエーションはさぁ、夕日が見える放課後がいいな。

部活終わってから呼び出してさ、H美は待ち合わせより少し遅れて来るの、「片づけが手間取っちゃって」とか言って。

俺が、「ば〜か、遅れるのはいつものことだろ」って軽口を叩くと、H美がふくれながら、

「も〜ごめんってば!ところで寒いんだけど用ってなによ?早くしてよ」って言うわけ。

震えてるH美のあまりの可愛さに俺が「愛してる・・目が離せない」とか言って抱きしめちゃうわけよ、

あいつびっくりして静かになったところを抱き寄せてさあ、まずはほっぺたに軽くキス・・・・

「だめ・・」なんて言ったってもうだめ。今度は口!キスキス!!もちろん舌いれるね!!

絶対あいつ純情だからさ、も〜たまんないね、オイ。(バカ1名。以下略)。

 

おまえがたまんねーな、オイ。




こんな感じで、内容は
ナルシスト詩人のY輔のエロとか妄想とか妄想とかでした。


公衆の面前、休み時間の廊下で
交換日記を渡したり。
・・・・全然恥ずかしいとかなかったですね。それよかY輔が
H美にバレたときどうするんだと思いました。
そしていつのまにか、もう一人の女友達もその
交換日記組織に加わって、



女2人+男1人で行う謎の交換日記になってました。



卒業までの1年間交わされた
交換日記。
Y輔が
H美に告白したのは卒業して2年経ってからでした。玉砕。
今あのノートが出てきたら最高におもしろいのに・・・。いつ捨てたんだろう、悔やまれます。

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